〜行雲流水〜

50年以上生きてて「これでもか!」ってぐらい困難はやってくる。勘弁してくれよ~!と言いつつGOALまで進んでみようと仕切り直しのブログ再開♪(`・ω・´)

意地っ張り人生

先週のゴールドコンサートを終えて
仙台の自宅に戻ってからというもの

『あれは現実だったのか?!』

あまりにも色々と不安やら高揚感やらから
解放されて、ホッとしてどっと疲れて…
早一週間の今日

届いた『副賞』という名の贈り物で
「現実だったんだなぁ」とようやく我に返った(笑)

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改めて
ありがとうございました!!


~~ここから長いです~~

今回参加したこの
障がいをもつミュージシャンの音楽コンテスト
『ゴールドコンサート』
公式サイトの趣旨には

【できるだけ多くの方に障がい者の自立、社会進出の必要性を認識してもらう。
もって、誰もがやる気や実力に応じて参加できる社会の実現に貢献する】

とあります。

実はエントリーする事自体かなり迷いました。

10年以上前に娘のまりんと演奏活動を始めた当初は
こんなに続くと思っても無く
音楽に対するじぶんなりのプライドから
障害どころか親子である事さえ看板に掲げずにやって来ました。

音楽そのもの以外の
『母娘ユニット』とか
3月11日生まれのまりんが
『被災地から云々』とか

そういうことで取り上げられるんじゃなくて

「音楽そのものが聴く人にどう伝わるか?」

に拘りたかったから。

まあ、つまんない意地かも知れないけど。

例えば
スティービー・ワンダー
全盲なのに」素晴らしく素敵なんじゃなく
彼の音楽そのものが素敵で大好きで聴いてたら
『え?!見えてないの??』という
なんていうか後付けで知った時の勇気や希望。

音楽のもつ力。

大げさに言うとそんな感じの拘りです。

もっと大げさに言うと
意地っ張りな私の美学みたいなのが有って
「媚びないカッコよさ」
に拘って来たもんで、結構敵も作ってきたかもだしw

でも
そんな私たちの事を私たちの音楽を
好きだと言ってくれる人達がこんなに居てくれて
いつの間にか十数年。。

『Sonido del Viento』という船を
我武者羅に漕いでいた私は
昨年まさかの「自分が難病」発覚(-_-;)

ほんと人生何があるか分からない。
思いがけず立ち止まって人生を考える時間が出来ました。

そんな日々の中で知ったのがこのコンテストでした。
今回の挑戦は、結果がどうであれ
この先の生き方の糧になると信じてエントリーしました。

私も病気になるまでは娘をはじめ「障がい者を支援する側」でしたし
今も時と場合によって(支援する⇆される)半々の立場です。

半世紀以上(!!)音楽をやって来て
この歳になってまさか自分が
東京国際フォーラムスタインウェイを弾いているなんて(しかもコンテストで!)

緊張を通り越してわけわかんない(笑)
のに、不安だった鍵盤のタッチもペダルの重さも
想いの他柔らかく、
ピアノが寄り添ってくれる様な感触…
ハッキリと思い出せます。

それもこれも、
何に感謝したらいいのか解らないぐらい
有難く、身も心も引き締まる
幸せな経験でした。

なんか取り留めなく書いてしまいましたが
要するに

これからも音楽と共に生きていきます♪
長々と読んでくれた方もありがとう!(@^^)/~~~